タイム アンド ボート
2024
タイム アンド ボート/2024
D.13400×W.4800×H.2300 mm/木製の中古ボート(5隻)、櫂、ステンレスミラー
会場であるLuxelake CPIの中にある⼈⼯池に、沈みかけたボートを配置した。設置場所である池からは、中国・成都の発展を象徴するような高層ビル群が⼀望できる。⼀⾯が鏡に覆われた旧式のボートは光や周囲の⾵景、そして鑑賞者を映し出す。それは「今」を映し、同時に「今」に浸⾷される存在である。消滅を暗⽰したまま静止しているボートが点在する池は、発展を続ける巨⼤都市のカウンターともいえる⾵景となった。