バッファローの風 – 時計

2007年

バッファローの風 –時計/ 2007年/ 420×420×300mm / 鉄に塗装、硬質プラスチック、ファン/ Gallery Caption

風の力で止まったり、動いたりを繰り返す時計。

バッファローの風とはアメリカ先住民が待ち望む春一番に吹く風。動物記を書いたシートンは、幼少のころ窓辺のエオリアンハープの音をきき「行こう!どこかへ」という激しい気持ちがあふれてきたという。そして後に決断の時を「バッファローの風が吹く」と言ったそうだ。春の風に吹かれると、理由もなく追いたてられるような気持ちになる。風は「今」をどんどん更新し、吹き飛ばしていく。